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イグルーづくりの意義

イグルーづくリは、スノーワンダーランドのメインの活動です。このキャンプの3つの目標を達成できたのか知ることもできます。〝自然と存分の対話する〟〝自分自身に向き合う〟〝仲間を大切に思う〟イグルーづくりは、冬の自然を象徴する雪を存分に使い、自分の意見をいい、自分が全力を尽くす、そして、決して一人ではできなことを仲間と共に取り組む。イグルーづくりはこのような経験をさせてくれます。
 イグルーづくりは一昨日の夜から始まりました。班ごとにどんなイグルーを造るのか設計図をつくります。一つの設計図が決まるまで、それぞれがアイディアを出し合い、話し合います。意見が対立して喧々諤々議論をします。今回は翌日の午後3時までかかってようやく設計図が完成した班もあります。
一つのイベントで、親子イグルーづくり体験をやったことがありました。親子連れで来た子どもたちとイグルーを造って楽し無イベントプログラムです。子どもたちは、スノーソーなど雪を切って、雪のブロックを切り出すことが珍しいのか、興味を持って参加してきます。ところが30分もしないうちに、飽きてしまい。結局イグルーを作るのは、自然学校のスタッフと大人だけになってしまうのです。スノーワンダーランドの子どもたちは、どんなに風雪にさらされようとも3日間、集中が切れることなく造り続けるのです。役割分担をして、一つ一つの雪のブロックを切り出し、運び、積み上げ、隙間を埋める。同じイグルーづくりなのにどうして集中して取り組むことができるのででしょうか?
 何事もそうですが、人から言われてやることと、自分の意志でやることの大きな違いがここにあります。自分の意志でやると言うことは、そこに自分の思いが存在するのです。スノーワンダーランドのイグルーづくりは自分たちが仲間と考えたイグルーを、仲間と一緒に作り上げるという、自発的な行為なのです。決して、誰かに頼まれたとか、誰かに指示されたとか、ではないのです。そして、自分たちがこんなイグルーを造りたい、というイメージがはっきりしているのです。くりこま高原自然学校やスノーワンダーランドで大切にしている〝自発的行為〟〝自分の意志で取り組む〟という〝自分〟の思いを〝かたち〟にする、アウトプットする力〝生きる力〟を育む経験の場なのです。

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